小学生の憂鬱な課題、読書感想文の書き方!

長女が小学校3年生になった時、
初めて夏休みの宿題で
読書感想文の課題がでました。

娘は読書感想文の課題だけ終えられず、
真っ白な原稿用紙に向かってうーんと
唸っているだけ。

私も読書感想文の宿題を
どう仕上げていいのか娘と一緒に悩み、

小公女セーラの読書だけ終えた彼女に

私「本を読んでどう思った?」

娘「かわいそうだったけど、
最後は幸せになれてよかった」

私「どうしてかわいそうだと思ったの?」

娘「お父さんが死んじゃって
働かなければならなかったから」

私「他には?ミンチン先生はどうだった?」

娘「いやな人になった」

私「なんでいやな人になったの?」

娘「だってセーラが貧乏になったら
冷たくして仕事させたから」

私「貧乏になったからって
人に辛くあたる大人になりたい?」

娘「なりたくない」

私「そうだよね、
そんな人と付き合いたいと思わないよね」

つづく・・・

この時は本を読んでどう思ったのか
質問で深ぼりさせて
「どう思ったか」
「なぜそう思ったか」
「自分は今後どうなりたいか」
という流れで書かせ、
こんなやり方でよいのか
迷いつつもなんとか完成。

ふう、結構大変でした。

その後小学校の保護者会で、
読書感想文の課題に
苦労されているご家庭が
結構多いこと。

みなさん

「どう書けばいいか、子供も自分もわからない」
「うちの息子、娘は文章で表現するのが苦手」

など表現方法で苦労しているようでした。

この状況から何かライターとして
お役に立てることはないかと
考えてライターの作業手法を踏まえ、
読書感想文の書き方をまとめてみました。

本選びが7割

当たり前ですが、
本選びは子供が自発的に「これを読みたい!」と
強く思うものでないと
まず読み進めるのが苦だし、
それが面白くもなんとも感じない本だったら
感想文なんてまず書けません。

ライターでさえ、
書く時は仕入れに7〜8割要しますし
なおさら表現方法が乏しい小学生ならば
3を5に、5を10に膨らませて
表現するなんて、到底できません。

ちなみにできる人は
今から芥川賞を狙ってください。
たぶん受賞できます。

学校によっては「課題図書」として
指定された書籍から選ぶという
非常にしょっぱい
縛りがありますが、
その場合は是非よく吟味して
最も自分の感情が揺さぶられそうな
ものを選んでもらいたいと思います。

大人でも同じですが、
読み進めるには
自分の興味があるものでないと、
読み進められないし、
さらにその内容に感情が
揺さぶられないと、
感想文の筆が進みません。

本選びには読書感想文の課題の
8割を占めるといっていいもの。
力を入れて選んで欲しいものです。

ここで没頭できるような本に出会えば、
読書感想文の完成まであと3歩ぐらい。

しかもこのような読書体験は
今後の読書への姿勢に好影響ですよ。
本が好きな子になります。

先生や読み手に伝えたいことは何?

本を読み終わったら、

原稿用紙3枚分にまとめることを頭に入れながら、
先生や周りの人に伝えたい
テーマや主張を考えてみましょう。

その時は具体的に言語化されていなくても、
大抵子供向けのストーリーには

自分の考えが及ばなかったことがアリとされることもあるんだ。
こんな辛い状況でも強くあれば乗り越えられるんだ。

と感じさせるような内容が
盛り込まれていると思います。

子供がこれを言語化できない時は
親が質問で引き出してあげれば良いと思います。

親の質問力

優秀なインタビュアーというのは、
質問する人が回答するであろうことを
あらかじめ仮説をたてて質問します。

その回答をした時の表情を読み取って
質問者の本音を探ると言います。

特に子供は素直ですから、
自分の子供についてよく知っている親であれば
無意識に活用できているんじゃないかと。

ですので子供が読んだ本は親がストーリーを
知っている本か、一度目を通しておくのが
よいかもしれないです。

書き方のフォーマット

感想文の作成にうつりましょう。

ここで文章には様々なフォーマットが
あることをご紹介します。

私たちライターは各媒体によって、
フォーマットを変え、
媒体に適切な訴求をするのですが、

読書感想文に使えそうなフォーマットを
読書感想文風にアレンジしてご紹介します。

結論先行型



結論(本を読んで思ったこと)⇨
理由(なぜそう思ったのか)⇨
まとめ(自分が本をよんで、こうなりたい、こうでありたいと思ったこと。)

ここでは小公女セーラを読んで、
結論先行型で感想文を書いてみたいと思います。

<結論>
小公女セーラを読んで、セーラという少女はどんな時でも誇りを失わず、友達を分け隔てなく大切にする強い女性だと思いました。
また、最後の肉親だった父親を亡くした時の気持ちは計り知れません。
もし自分にもセーラと同じような状況になったら、どういう気持ちでどんな心境になるのか、
なかなか想像はできませんが、想像できないぐらい辛いことだというのはわかります。
セーラはそんな状況の中でも、他人を気遣い自分が自分でいられる強さをもっている素晴らしい人だと思いました。

<理由>
なぜなら、ミンチン先生が手のひらを返したように態度が厳しくなったことも、
友達にいじめられても、また勉強ができずに働き通しの毎日でも、セーラはお父さんを失う以前のまま
ずっと変わらない「セーラ」のままです。
私なら、性格が暗くなってしまいそうだし、自分に自信もなくなりそうです。

最後にセーラはお父さんの遺産を引き継ぐことができて、もとの生活に戻ることができますが、
きっとその強さがないとその遺産を引き継ぐことができなかったのではないでしょうか?

<まとめ>
私もセーラのように状況がどう変わろうと自分を見失わなずしっかりと芯を持っているような女性になりたいと思いました。
もちろん、すぐにセーラのようになれないし、物語のような不幸にあったら、立ち直れるか今はわかりません。
でもいつまでも悲しんだり、暗い気持ちでいることは何も前進がありません。
辛いことがあってもすぐに自分を取り戻せる強さをつけるために、辛い時はセーラを思い出そうと思います。

オススメ型フォーマット



この本を読んで面白かった!たくさんの人に読んで欲しい!という思いが強ければ
その本を宣伝するように感想文を書いてみるとよいです。

面白かったこと(どう自分にとって面白かったのか結論)⇨あらすじ、ストーリー(全体のストーリーととくに面白かった箇所の紹介)⇨まとめ(こんな風な読書体験をしたい人におすすめ!みたいな)

ここでは長くつ下のぴっぴを読んで、オススメ型フォーマットで書いてみたいと思います。

<面白かったこと>
ピッピは突拍子もない行動で、周りを驚かせる天真爛漫という言葉がぴったりの人です。
ものすごく強いし、行儀は悪いし、とにかく自由。
クッキーを作る時は床一面に生地をしいて作るし、なんでもないようなゴミすら宝物にかえる。
警官や教師などの大人に面とむかって意見する強さと自分はこうでありたいって心をもっているんです。
こんな友達が欲しいとおもいました。自分にはないもがたくさんあるからです。
自分がピッピみたいになれと言われたら多分できません。
大人から怒られたら怖いし、ピッピのようにすべてのことがうまく運ぶとは
思えないから。でもすごく憧れます。すべてが私の想像を超えた行動で、痛快なのです。

ピッピは9歳で母親をなくし、父親も船で行方不明。
その間はサルと馬の3人でゴタゴタ荘という父親が残してくれた家で暮らすのですが、
学校にもいかず、好きな時に好きなものを食べて好きなときに寝るという生活で周りの大人から心配され、
ある時は警察につれていかれそうになったり、先生にさとされたりします。
さらに悪い大人から狙われることもありました。でもこんなに大人がピッピを変えようとしても
ピッピは変わる必要がないと思っていて、悪意も善意もすべて吹き飛ばし我が道を行く物語です。

私は普段よく自分が「真面目だ」と言われることの多い人にぜひ読んで欲しいと思います。
なぜなら行儀よくて真面目なトミーとアンニカが、ピッピと一緒にいると楽しくて彼女の暮らしがうらやましくてならないからです。
きっと「こんな生き方もあるんだ!」と驚くと思います。友達同士でこんな楽しいことができたら、
毎日が楽しくてたまらないだろう、そんなことが想像できます。

※長くつ下のピッピの話を半分以上忘れてしまったので、ちゃんと書けてなくてすみません。

主人公なりきり型



これは私のオリジナルで読書感想文を
自由に書く型としての提案なのですが、
自分自身が主人公に憑依したように
そのシーンごとの気持ちを書きつらねるのも
独創的な感想文が出来上がるかと!

=====================
小公女セーラなら、自分の父親の訃報を知り、
さらに厳しい環境へと変化していく様子をなりきる。
=====================

お父さんが死んだという知らせを聞いたら、
どんな気分だろう。

おそらく何も考えられず、ただ頭の中には
お父さんと楽しく過ごした思い出や
お父さんの表情が断片的にものすごい勢いで
浮かんでは消えるのだろう。

そんな私を現実に引きずり返す、
サリバン先生の厳しい言葉。

ちょっと裏表がある、嫌な先生だなと
思ったけど、大人にこんなことを言われたら
どんな気分だろう?

きっとミンチン先生の厳しい言葉に
孤独の底まで突き落とされそうだ。
だって、信頼できる大人は
私の周りに一人もいないのだから。

でもセーラは違った。
悲しみの淵でも、サリバン先生の
厳しい言葉にしっかり
受けて立った。
この強さはどこからくるのだろう?
セーラの気高さはどこからくるのだろう?

私はセーラの強さを知りたくて、
ページをさらに読みすすめた。

※うーん、ちょっと小学生らしくない
文章になってしまいましたが
本を読む際に自分が
主人公ならどんな気持ちになるか
メモしておけるとよいかもしれないです。

おまけ:AIを使って読書感想文!ボイスメモで書きおこす

メモを取りながら読書が厳しいなら、方法のひとつとして自動文字起こし機能があるアプリを使ってメモ代わりにしたり、
もしくは言葉で話して、その後文字起こししたものを見ながら文章をまとめるという方法もあります。
オススメは Rococo(レココ)というアプリで、私はメモを取りたい時や仕事の記事のネタを思いついた時に使っています。

ここで一通り思ったことなどを音声で取って後で見直していくのもよいです。
読後はやはり本でもっとも印象深かった数カ所しか頭に残らないし、本当は感情が動いたのにその後、もっと心揺さぶられるシーンがでてきたらか
その感情が動いたシーンを忘れてしまったことなど結構ありますからね

まとめ:文章でソンすんなよ!

よく
「文章だと冷たい感じだったけど
会ったらいい人」
ってことよくありませんか?

文章でソンしている人、
多いと思うんです。

文章は自分を表現するツールの一つで、
口下手な人でも文章が上手なら、
ちゃんと自分を表現できます。

特に子供達はいろいろな感性をもって
伸び伸び表現してほしい。
文章もそのための一助と
なればいいと思います。

職業柄も相まって
「文章が苦手」と聞くと
少し悲しい気持ちになります。

まず、本はあらゆる
情報収集の手段の中で最も効率がよく、
情報の質も対価格として
パフォーマンスは最高です。

また小説はテレビや映画よりも臨場感高く、
深い感動を与えてくれるものも。

ぜひ子供の頃から活字と文章表現に
親しんで欲しいと思います。

そんな偉そうなことを言いましたが、
うちの子ぜんぜんできてません!

わー、まずは子供と図書館に行こうっと!

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